アマビエ、今度は金太郎飴 老舗が医療機関に贈呈へ

西本ゆか
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 疫病よけにまつわる言い伝えで脚光を浴びている妖怪「アマビエ」の金太郎飴(あめ)を、老舗の金太郎飴本店(東京都台東区)が作った。切っても切っても金太郎ならぬアマビエが出てくる飴で、15日には厄よけで知られる三島神社(同区)で新型コロナウイルス感染拡大の終息を祈願。おはらいを受けた飴は感謝の思いも込めて、近隣の医療機関に贈る予定だ。

 アマビエは疫病発生を予言し、自分の姿を描き写すことで疫病から逃れるよう告げたとされる江戸時代の妖怪。新型コロナウイルスの感染拡大で注目され、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる故水木しげるさんが描いた絵姿を水木プロダクションがツイッターに投稿するなど話題を集めている。

 海から来たというアマビエをイメージした水色の飴は爽やかなソーダ味。茶の描線でアマビエの姿が組み込まれている。河野正枝宮司の「世のため人のため尽くせる飴に」との祝詞(のりと)を神妙な面持ちで聞いた6代目当主の渡辺彰男さん(51)は「のどをうるおすアマビエの飴をお守りと思い、非常事態を乗り切る励みにしてもらえれば」。ネットでも1袋300円(10粒、税・送料別)で購入できる。(西本ゆか)

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