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 演出家の宮本亞門が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネット上で「上を向いて歩こう」を歌う動画を募り、つなぎ合わせた作品を公開している。宮本は「家にいて不安を感じている人に『大丈夫だよ』と語りかけるような気持ちで届けたい」と話している。

 参加者は、ネット上の音源をイヤホンで聞きながら「上を向いて歩こう」を歌う様子を撮影。4日間の募集に、国内外から600件以上の動画が寄せられた。

 宮本自身、国内外での公演が延期や中止に追い込まれている。「多くの舞台人が経済的に大きな損害を被り、自分たちは必要とされていないのではないか、とショックを受けている」と話す。「人の心を慰めたり勇気づけたりするのが演劇の役目。新型コロナウイルスが終息したとき、人の心を感じられるライブや演劇はもっと必要とされるはず。それまでは今この時期だからできることをしていきたい」と話す。

 宮本の呼びかけで、俳優の市村正親や大竹しのぶ、フィギュアスケートの荒川静香ら著名人も多数参加している。詳細はプロジェクトの公式サイト(https://uewomuite-project.squarespace.com/別ウインドウで開きます)へ。(伊藤綾)