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 藤浪晋太郎ら3選手が新型コロナウイルスに感染し、活動休止していたプロ野球阪神が15日、約3週間ぶりに動き出した。兵庫県西宮市の甲子園球場などを開放し、選手たちが自主練習を再開。密集しないようにグループを分けて時間差で実施した。選手たちは個人の練習着を着用し、甲子園では主に1軍の計30人が参加した。

 26日に43歳となる球界最年長の福留孝介は午前中に屋外でキャッチボール、室内での打撃練習などに取り組んだ。練習後はオンラインで報道陣に対応。「申し訳なかったというのは最初に言わせてください」。大人数での食事会で感染が広がったとみられるため、チームを代表して謝罪した。

 自宅待機中はトレーニングのほか映画を見たり、家を片付けたりしたという。「誰もが経験したことのない初めての状況」で、実戦勘の維持のため過去の試合映像も見ているという。

 オープン戦で首位打者となった大山悠輔も久々に球場で練習し、「改めて野球は楽しいなと思った」。開幕日は見えないが「一日一日、小さな目標を持って練習していく」と語った。

 鳴尾浜球場では1軍の先発ローテーション入りが確実の左腕・高橋遥人らが汗を流した。高橋は自宅待機中に日記を付け、ニュースを見て感じたことも書き込んだという。「世の中の当たり前のことが当たり前でなくなった」と実感を込めて話した。