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 新型コロナウイルスの重症患者が急増したフランスで、医療崩壊の危機を防ごうと仏政府が高速鉄道(TGV)を搬送用に使い患者の入院先を分散化している。地元から700キロ離れた病院に運ばれて一命を取り留めた男性が朝日新聞の電話取材に応じ、「TGVがなければ生き延びられなかった」と語った。

 男性は仏東部ライヒシュテットに暮らすマルク・プルーストさん(68)。先月14日、高熱を出して東部ストラスブールの病院に救急車で運ばれた。感染が確認され、「COVID19」と記された病室に入院したものの病状は悪化。22日には昏睡(こんすい)状態となって人工呼吸器をあてがわれた。

 東部地域はフランスで最も感染が集中。病院は重症患者であふれ、集中治療室(ICU)が不足していた。高齢者が人工呼吸器の装着を断られるなど、各地で「命の選別」が始まっていた。

 仏政府は3月26日、特別に改装したTGVを活用し、重症者20人を患者の少ない仏西部へ運び出すことを決めた。その一人がプルーストさんだった。

 医師団に同意を求められたプル…

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