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 新型コロナウイルス患者を運ぶための自動車を、ホンダが東京都港区と渋谷区に提供し、15日から利用が始まった。ミニバンの「オデッセイ」や「ステップワゴン」の運転席と後部座席の間を仕切り、運転席側の空気圧を高くすることでウイルスが流れ込まないようにした。

 港区ではこれまで、自宅で療養中の患者を病院に運ぶ際などには、テープでシートを貼って簡易的に車内を分けた車両を使っていた。区の担当者は「安全確保が容易になり、車も足りなかったので助かった」と話す。

 ホンダは自治体向けに計50台ほどを用意する予定で、要望があれば増産も検討する。新型コロナ患者向けの車では、トヨタ自動車も車いすのまま乗車できる「JPN TAXI」を提供している。(稲垣千駿)