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 大阪府は15日、新型コロナウイルスの感染者を治療する医師や看護師らが身につける防護服が、今後約1カ月間で約10万枚不足するとの見通しを明らかにした。顔を覆う「フェースシールド」も約16万枚不足。医療用物資の確保が重大な課題となっている。

 府によると、1カ月に必要になる高機能のN95マスク、防護服、フェースシールドはそれぞれ約31万5千枚。それに対して府の在庫は不十分で、国からの供給分と府による追加購入の見込みを合わせても、5月9日までの確保の見通しが立っているのはマスクだけ。防護服とフェースシールドは圧倒的に不足する。

 吉村洋文知事は15日の記者会見で寄付を呼びかけた。1千枚単位だと買い取りも検討するという。府は、防護服の不足に備え、専門家の意見を踏まえてポンチョ型の雨がっぱ28万枚を購入する。寄付の連絡はメールで府医療対策課(corona-ppe@gbox.pref.osaka.lg.jp)へ。

 一方、大阪市役所には15日、松井一郎市長が前日に「防護服の代わりに雨がっぱが使える」と新品の寄付を呼びかけたことを受け、1万枚以上の雨がっぱが寄せられた。市役所2階の一室には段ボールや紙袋が山積みになり、職員が仕分けに追われていた。担当者は「反響が大きくて、うれしい驚きです」。

 市は市役所本庁舎(大阪市北区)に持ち込むか、郵送してもらうよう呼びかけている。未使用であれば、色や柄は問わない。問い合わせは市健康局総務課(06・6208・9892)へ。(笹川翔平、本多由佳)