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 JR北海道は15日、5月7日付の廃止が決まっている札沼線(北海道医療大―新十津川、47・6キロ)の定期列車の最終運行日を、今月24日に前倒しすると発表した。廃止前の連休中に全国から鉄道ファンが訪れ、新型コロナウイルスの感染拡大につながるのを防ぐ。

 当初は連休中の5月2日~6日は全て指定席にするなど混雑防止の対策をとった上で運行する考えだったが、全国的な感染拡大を踏まえ、列車内だけでなく駅舎やホームでも感染につながる密閉、密集、密接の「3密」が発生するリスクがあると判断した。JR北の島田修社長は「お客様、地域の皆さまの命を守る行動が何より優先される」と述べ、全国の鉄道ファンに来場を控えるよう呼びかけた。沿線住民に乗客を限定する「ラストラン運行」を27日に実施する。

 札沼線は1935年に全線開通。廃止区間では4月1日からすでに代替バスの運行が始まっている。(長崎潤一郎)