銀行手形の不渡りを猶予へ コロナ対応で震災以来の特例
全国銀行協会は16日、新型コロナウイルスの影響で資金繰りに悩む企業が手形の決済ができない場合も「不渡り」として扱わないよう、金融機関に呼びかけた。2011年の東日本大震災以来の特別措置になる。
中小企業では仕入れ代などの支払いに手形を使うことが多い。期日通りに支払えない「不渡り」を2回やると、通常は銀行取引が停止され、資金が回らなくなる。銀行などが配慮することで、不渡りによる取引停止を一定期間は避けられる。同様の措置は阪神大震災の際も取られた。
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