拡大する写真・図版2020年4月15日に投開票された韓国総選挙で当選した与党「共に民主党」の李洛淵・前首相(東亜日報提供)

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 15日に投開票された韓国の総選挙(定数300、任期4年)で、文在寅(ムンジェイン)政権を支える進歩(革新)の与党「共に民主党」が6割の議席を得て圧勝した。選挙戦では新型コロナウイルスの対策をめぐり、政権安定の重要性を訴えた。韓国政界は今後、2年後の大統領選に向けた動きが激しくなりそうだ。(ソウル=鈴木拓也、神谷毅)

 文大統領は16日、選挙結果を受けて「偉大な国民の選択に、喜びより前に重大な責任を感じる」との談話を出した。

 中央選挙管理委員会によると、与党「共に民主党」系は現有議席から54議席を積み増して183議席、保守の最大野党「未来統合党」系は103議席に減らした。中小政党は振るわず、2大政党化が進んだ。

 共に民主党は、進歩勢力の地盤である南西部・全羅道地域で圧勝。新型コロナウイルスへの政権対応が高く評価されたため、勝敗を左右するソウル首都圏でも議席を伸ばした。

 文政権は今後、政府高官の不正を捜査する新機関「高位公職者犯罪捜査庁」の人事などを含む検察改革を、さらに強く進めていくものとみられる。

 一方、未来統合党は、保守色の強い南東部・慶尚道地域で強さを見せたが、首都圏などでは訴えが浸透せず、惨敗した。同党の黄教安(ファンギョアン)代表も落選し、代表の辞意を表明した。

次期大統領選の行方は

 韓国の総選挙では毎回「次の大統領選の候補に誰がなるのか」に注目が集まる。今回も2年後の本番に向けた動きがみられた。

 ソウル中心部の選挙区では、世…

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