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 新型コロナウイルスの感染が広がる状況について、元厚生労働相で医師の坂口力さん(86)が朝日新聞と瀬戸内海放送の共同インタビューなどに応じた。坂口さんは、ネットなどで感染者に対する不当な攻撃がみられる現状を、ハンセン病の元患者らが受けた差別と重ねあわせて懸念を示した。政府や自治体に対し、偏見をうまないために病気に関する説明を尽くすように求めている。

「排除」への懸念

 新型コロナウイルスの感染が広がるなかで、感染者やその周囲の人びとへの嫌がらせやインターネット上での批判が目立ちます。

 感染しただけで周囲の見る目が変わってしまう。ハンセン病がその最たる例でしょう。急性疾患である新型コロナと、慢性疾患のハンセン病は病気としての性質は異なりますが、今起こっている差別的な状況やその原因は基本的に同根だと思います。

 ハンセン病については、国が「この病気にかかった人は隔離しなくてはいけない」という間違ったメッセージを社会に送り、あれほど大きな人権問題に発展しました。人々は正しい知識を伝えられていないため、「遺伝する」「感染しやすい」などと考えました。患者だけでなく、その家族も何世代にわたって冷たい目で見られ続けました。

 今、新型コロナでも同じような…

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