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 トン、トト、トン。軽快なリズムを刻む太鼓の音にあわせて鬼が踊り、集落の各家庭の厄払いをする新潟・佐渡島伝統の鬼太鼓(おんでこ)が15日、行われた。国内で広がる新型コロナウイルスの影響で、中止や簡略化する集落が多い中、島内の金井新保地区では例年通りの門付けが繰り広げられた。

 新保青年団の35人が二手に分かれ、約300戸を回った。役員の児玉顕さんは「せっかく練習してきたし、市内では感染者が確認されていないので、やることになりました」。厄を払ってもらった桑原武子さんは「コロナ騒ぎを吹き飛ばしてほしいですね」と話した。

 佐渡市によると、市内に200以上の神社があり、鬼太鼓はその祭りの中心行事。原型は16世紀の京都にさかのぼるとされる。地区ごとに流派が異なり、住民が伝承してきた。(古西洋)