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 JR北海道は16日、5月7日の廃止が決まっている札沼線(北海道医療大学―新十津川、47・6キロ)の運行を17日で終了すると明らかにした。新型コロナウイルスの感染が広がるなか、大型連休中に全国から鉄道ファンが集まるのを防ぐため、定期列車の最終運行を5月6日から今月24日に前倒しすると15日に発表したばかり。政府が北海道を含む全国に緊急事態宣言を出したため、さらに早める。

 27日に計画していた沿線住民向けの「ラストラン運行」も中止し、17日午前中の最終運行で85年の歴史に幕を閉じる。札沼線は1935年に全線開通した。廃止区間では4月1日からすでに代替バスの運行が始まっている。

 JR北の島田修社長は15日の会見で、東京など7都府県に緊急事態宣言が出ていることに触れ、「東京など対象地域を中心に外出自粛の要請が出ていることを十分ご理解いただき、来場は控えてほしい」と、鉄道ファンに異例の呼びかけをしていた。(長崎潤一郎)