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 新型コロナウイルスの感染爆発が、中国に次いで起きてしまったイタリアで、厳しい外出禁止令が始まって1カ月が過ぎた。3週間を過ぎた3月末から感染拡大のペースが落ち始め、4月14日からクリーニング店や文具店が営業を再開するなど、人々の暮らしにわずかな希望も見えてきた。

 もちろん、感染者の7割以上が集中している北部では営業再開どころではなく、まだまだ厳しい警戒態勢の中にある。首都ローマでも、警察官が外出禁止令を守らせようと至る所でパトロールを行っている。警察官が道行く人にパトカーから声をかけ、外出先や目的を書いた「証明書」を持参しているかチェックしているのは日常風景となった。

 復活祭だった週末に海に繰り出したり、アパートの屋上でひそかに集まってバーベキューをしたりして検挙された市民もいたが、多くは不要不急の外出はせず、じっと沈静化を待っている。

 外出が許されるのは、基本的には食料品など生活必需品の買い出しと、自宅の周りで1人または子ども連れでする散歩だけ。一般車両の往来はごく少ない。空気を運んでいるかのように乗客のいない路線バスか、パトカーばかりだ。

 私も数日に一度、近所のスーパーに買い出しに行く。パスポートと証明書を持っており、やましいことは何もないのにスーパーに行くだけでちょっとそわそわしてしまう。スーパーの前には数メートルずつ間隔を空けた行列が、50メートルぐらい続いている。一人が店を出たら一人が入れる方式で、20~30分待ちが当たり前。ローマに住む知人は、アパートが立ち並ぶ住宅街にスーパーが一つしかないため、2時間半並んだという。買い物で半日をつぶしてしまうこともある。

 そんな厳しい制限のなかで、犬…

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