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 謎の路上芸術家、バンクシーが15日、自身のインスタグラムに新たな作品の画像を投稿した。家の洗面所の中で、洗面台やトイレを汚して遊ぶネズミたちの姿を描いており、「家で仕事をすると妻が嫌がる」との添え書きも。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界各地で在宅勤務が広がっていることを意識した投稿のようだ。

 作品の中のネズミは、歯磨き粉のチューブを踏みつけて中身を飛び出させたり、トイレットペーパーの上を走って散らかしたり、便座の上に立って用を足したり。バンクシーが普段、路上に描くネズミ以上に奔放で、狭い洗面所内を荒らし放題だ。英紙ガーディアンの芸術担当記者は、歴史上も隔離生活の中で多数の芸術作品が紡ぎ出されたと指摘し、「社会から隔絶されることで、芸術家たちは創造性の源を再発見している」と評価した。(ロンドン=下司佳代子)