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 鉄鋼国内最大手の日本製鉄が、千葉県君津市の製鉄所で基幹設備の高炉1基の一時休止を検討していることがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大で、国内外の自動車工場の操業停止に加えてゼネコン大手の工事も中断するなど、さらなる鋼材需要の減少が見込まれるためだ。

 一時休止を検討しているのは、東日本製鉄所の君津地区にある高炉2基のうち1基。高炉に熱風を送るのをやめ、再稼働可能な状態で操業を止める。期間は短くても数カ月に及ぶとみられる。

 日鉄は2月、呉製鉄所(広島県呉市)の2023年秋までの閉鎖など、生産体制の再編を決めた。4月には茨城県鹿嶋市と和歌山市の製鉄所で高炉を1基ずつ、計2基を一時休止すると発表。15基ある高炉のうち、すでに5基の休止や一時休止を決めている。(江口英佑)