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 新型コロナウイルスの感染が疑われる人のPCR検査を促進させるため、東京都医師会は17日、「PCRセンター(仮称)」を都内各地に設置すると発表した。保健所を介さず、地域の医師の判断で検査を受けることができるようになる。都内に47ある医師会が区市町村と連携して設置。今月中に10カ所程度に新設し、その後も広く設置していく見通し。

 都内では現在、保健所が運営する相談窓口が感染疑いと判断した場合、紹介される専門外来でPCR検査を受けられる。ただ、都内の相談窓口の電話はパンク状態で、約80カ所の専門外来も逼迫しているのが現状だ。

 都医師会の構想では、PCRセンターは、医師会に所属する医師や看護師、事務職員らで対応。保健所を介さなくても、かかりつけ医が必要だと判断した場合、PCRセンターで検査を受けられる。センターでの作業は、15分ほどで済むという。

 結果はかかりつけ医が本人に電話で通知し、陽性者は入院や宿泊施設での療養に移る。検査は民間の検査機関に委託する。都医師会によると、都内の大手3検査機関では1日2千件以上の検査能力があるという。

 都内でのPCR検査について、小池百合子知事は17日の定例会見で、1日あたりの実施件数を公表。14日までの最多は1389件(13日)だったと明かした。都医師会によるPCRセンターが設置されれば、1日あたりの検査件数が大幅に増える見込みだ。(荻原千明)