熊本地震で初動の県職員 防災力伝える、笑いの力借りて

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山野健太郎
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 熊本地震が発生した直後、県の危機管理防災企画監として初動の対応にあたった有浦(ありうら)隆さん(62)が、その経験と教訓を各地で語り続けている。元自衛官としての経験も交え、難しくなりがちな防災の話を軽妙な語り口で伝えている。

 災害への備えを語る場面では、決まって定年記念に妻とハワイを旅行したときの体験を挙げる。宿泊先のホテルで火災に遭ったが、有浦さんは事前に避難経路を確認していたため、いち早く避難することができた――。「滞在先で愛の言葉を語る前に、非常口を確認してくださいね」とオチをつける。

 北九州市出身。防衛大卒業後に陸上自衛隊に入り、レンジャー部隊の教官や連隊長を務めた。長崎の雲仙普賢岳噴火や阪神大震災での救助活動も経験した。定年退官後、2014年に熊本県が新設した危機管理防災企画監に就任。その任期中、地震に遭った。

 発生直後から県庁新館10階…

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