ぎゅうぎゅう詰めから一変、ホワイトハウスの記者会見

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ワシントン=園田耕司
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、米ホワイトハウスの記者会見の様相が大きく変わっている。ほとんど使われていなかった会見室では毎日のように、トランプ大統領や政権幹部が出席して会見を行っているが、感染リスクを抑えるため、参加人数は制限され、出席を取りやめる社も出ている。トランプ氏の「言いっ放し」となることも多い会見を、どのように報じるかも課題となっている。(ワシントン=園田耕司

 「経験したことのない、特異なことが起きている」。レーガン政権の1983年からホワイトハウスを取材してきたニューヨーク・タイムズのカメラマン、ダグ・ミルズ氏はこの1カ月間の記者会見の変化に、驚きを隠さない。

 ホワイトハウス内の「ジェームズ・S・ブレイディ記者会見室」は、49ある記者席がぎゅうぎゅうに詰められて並ぶ狭い部屋で、会見時には通路が立ち見の記者であふれる。歴代政権は報道官がここで定例会見を開いてきた。

 しかし、トランプ政権になってから急速に使われなくなり、昨年3月からは報道官が一度も会見を開いていなかった。会見室は「物置」となり、米メディアなどが備品を置いていたほどだ。

 この部屋が一転して全米の注…

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