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 佐賀県庁4階の来賓室では、夏になるとお客さんに冷えた嬉野茶を提供する。そのとき、器の下に置くコースターは竹製だ。武雄市西川登町に伝わる「西川登竹細工」の品である。

 太さや色、長さの異なる40本ほどの竹ひごを使い、「花六つ目編み」という技法で六角形が並んだ模様に編んである。濃い茶色の黒竹(くろちく)の竹ひごが、幾何学模様のデザイン性を高めている。作ったのは、「栗山商店」。栗山勝雄さんが妻のイツ子さん(ともに62)、母の節代さん(86)とともに営む。

 3月中旬、工房を訪ねた。竹のさわやかな香りがほんのり漂う中、勝雄さんが座り込んで、懸命に竹ひごを作っていた。ざるやかごなど、作る品の用途や大きさに応じて、材料の竹ひごを用意する。厚さや幅が均一な竹ひごを、必要な数と種類つくるこの作業が、最も手間がかかるという。「使える竹ひごがつくれるようになるまで、3年くらい」と勝雄さん。竹製品が大量生産できないのは、この作業の機械化が難しいためという。

 力の要る竹ひご作りを男性が、…

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