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 新型コロナウイルスの感染拡大で苦しい経営が続く飲食店を応援しようと、のぼり旗を製作するトランプス(横浜市青葉区)が「安心・安全な店づくり」をPRするのぼり旗を作った。全国の飲食店に無料で配布中で、問い合わせが相次いでいるという。

 「クリーン対策実施店」

 「せきエチケット・消毒・手洗い」

 のぼり旗はこんな文言とともに、マスクや消毒液、手洗いのイメージイラストが大きく描かれている。

 「旗を掲げることで、店側も安全に対する意識が高まる」。同社代表取締役の井口正文さん(49)は狙いをそう話す。

 同社は飲食店の販促用のぼり旗を製造販売している。顧客約4千店のうち、9割は飲食店。「今まで助けてきてもらった。困っている飲食店の力になりたいと思った」と井口さんは言う。

 3月初旬にデザインなどの準備を開始。今月から配布を始めた。顧客を中心に、希望する飲食店に無料で配布している。送料のみ飲食店の負担となる。

 せきエチケットを守る▽店内を消毒する▽手洗いをする▽定期的に換気する▽始業前に(従業員の)検温をする――。旗には5項目のチェックリストを添えた。旗を掲げる前にこれらを実施して、安心できる店づくりに役立ててほしいとの思いからだ。

 横浜市中区石川町3丁目で総菜やパンを販売する「HanaUta cafe」は、さっそく店の前に旗を立てた。

 店主の飯田峰子さん(41)は「安全に配慮している店として、わかってもらえるのはありがたい」と話す。

 同店ではスタッフ4人が働く。出勤前には、スタッフの家族を含め全員が検温する。感染防止のため、持ち帰り注文は店外でも受け付ける。店内での飲食は予約制で、現在は1組(2席)のみ受け付ける。店前には消毒液も設置した。飯田さんは「スタッフも利用者も、全員が安心して利用できるお店づくりをしていきたい」と話した。

 のぼり旗の他、同じ内容のポスターと小型シールをセットで届ける。画像データも提供可能で、各店のウェブサイトで掲載できるよう工夫した。問い合わせは同社(045・479・2243)へ。ウェブサイトでも申し込める。(岩本修弥)