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 静岡県特産のガーベラが出荷最盛期を迎えている。新型コロナウイルス感染症の影響で生花の売り上げは厳しい状況が続く。県は、県庁東館2階にガーベラのアレンジメントを飾り、県職員を対象に販売会を開いた。

 県のガーベラの作付面積は27ヘクタール、出荷量は5900万本でいずれも全国1位。2018年度の産出額は16億円だった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で卒業式や結婚式が相次いで中止となり、花の需要が一気に低迷。7日に緊急事態宣言が出された後は、首都圏や関西圏の生花店の大手チェーンが休業し、ガーベラの売り上げは平年比73%にとどまっている。このため、県が職員を対象に購入希望者を募り、16日、250人が切り花を受け取った。

 ガーベラの花言葉は「希望」「前進」。購入した地域農業課の井出美柚莉さん(25)は「家の中で過ごすことが増えた今、花を飾ることで気持ちを和らげていきたい」と話した。県は「#花の都しずおか」をつけ、各種SNSで発信し、一般にも花の購入を呼び掛けている。(阿久沢悦子)