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 カナダ東部ノバスコシア州で18日深夜から19日正午ごろにかけ、複数の場所で銃撃事件があり、連邦警察によると、警察官1人を含む16人が死亡した。現地メディアは容疑者の男も警察官との銃撃戦の末に死亡したと報じた。動機は明らかになっていない。

 連邦警察によると、事件を起こしたのはガブリエル・ワートマン容疑者(51)。現地メディアは歯科技工士と伝えている。

 最初の通報は同州ポータピークであり、警察官が駆けつけると、一軒家の内外に死者がいて複数の建物が燃えていたという。ワートマン容疑者は車で逃走、高速道路などで警察官とカーチェイスをくり広げた。最初の通報から約12時間後、南に約50キロの同州エンフィールドのガソリンスタンドで死亡した。警察は単独の犯行とみている。

 ワートマン容疑者は本物によく似た警察官の制服を着て、パトカーに偽装した車に乗っていたという。

 トルドー首相は「非道な暴力事件に胸を痛めている」とする声明を発表した。カナダでは1989年12月、モントリオール理工科大学で女性14人が殺害される事件があったが、銃による大量殺傷事件は米国に比べて少ない。(ニューヨーク=藤原学思)