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 欧州各国が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校にした学校の再開に頭を悩ませている。家庭間での格差も懸念されるなか、子どもの教育機会を奪う期間はなるべく短くしたい一方、感染防止策を徹底するのは難しいからだ。段階的に進める店舗などの経済活動の再開も手探り状況が続いている。(パリ=疋田多揚、ベルリン=野島淳)

 パリの小学校教員ポリーヌさん(33)が担当するクラスで3月からの一斉休校の間、連絡のつかなくなった家庭が一つある。親にメールを送っても「大丈夫」と一度返事があっただけ。携帯電話の番号を尋ねても、全く音沙汰がない。

 ポリーヌさんは毎日、自宅からパソコンを使って遠隔で授業をする。自宅にいる24人の生徒を4グループに分け、同じ授業を毎日4回繰り返す。少人数なので子どもたちの様子がよくわかるし、子どもたちも質問がしやすい。同僚の多くは宿題を出すだけだが、授業方式を選んだ。「どの生徒も平等に学ぶ機会が持てると考えた」という。

 だが、連絡のつかない家庭も含め、パソコンがない子どもが3人。自宅に勉強机さえない家庭もある。毎週、電話で本人に勉強の進み具合を尋ねるが、宿題はなかなか送られてこない。

 フランスでは、一斉休校で15…

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