新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、通所型などの介護事業所の自主休業が増えている。先行して緊急事態宣言の対象区域となった7都府県では、宣言後に自主休業した事業所の数が倍増した。感染防止を最優先に休業するか、高齢者や家族の生活を支えるために運営を続けるか。多くの事業所が悩んでいる。
「3密」避けられず
自宅で暮らす高齢者が、食事や入浴のために日帰りで訪れるデイサービス(通所介護)。神奈川県内のあるデイサービス事業所は緊急事態宣言が出た7日から、通所のサービスを休んでいる。管理者の男性は「未知なる感染症から利用者と職員を守るために踏み切った」と話す。利用は1日20人ほどで、施設は広くない。密閉、密集、密接の「3密」を避けようにも、人と人との間に2メートルの距離をとれなかった。
名古屋市で2月末ごろから…

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