新型コロナウイルスの感染拡大を受け、交流戦が中止となったプロ野球。見る楽しみを失ったのは、試合だけではない。交流戦の時期に毎年恒例となっていた、あの「名物ポスター」も今年は制作されないことが決まったのだ。
「その読み、的外れやのぉ~。」(2019年、阪神戦)
「どん底へ、いって鯉(こい)。」(同年、広島戦)
「負けないよーだ。」(同年、中日戦)
どこか憎めないキャッチコピーで、セ・リーグの球団や監督をチクリと“挑発”するのがロッテの交流戦のポスターだった。交流戦が導入された2005年に始まり、09年に一時休止したものの、13年から再開。漫画家や地元プロレス団体らと協力するなどして、ファンの間では「名物企画」として定着しつつあった。
その制作は、時に大がかりだ…