今秋に初開催の予定だった国際芸術祭「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」(ひろトリ)が中止された。実行委員会事務局の広島県は、新型コロナウイルスの感染拡大が理由としている。しかし中止決定前から、美術関係者は県の方針を批判し、総合ディレクターが辞任していた。いったい何が起きたのか。各地で芸術祭が相次ぐ中、ひろトリを巡る騒動から、共通する課題も見えてくる。(田中ゑれ奈、千葉恵理子、編集委員・大西若人)
拡大する柳幸典「ワンダリング・ミッキー」(1990年)。ひろしまトリエンナーレのプレイベントの展示の一つ。「百代の過客」が開かれた尾道市百島で常設展示されている=2019年11月、広島県尾道市百島町
ひろトリの混乱は、半年前から始まっていた。
昨年10月に尾道市で開かれた…
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