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 自分は「ひきこもり」だと感じている女性が集まり、語り合う「ひきこもり女子会」が各地で開かれています。男性には理解されにくい悩みや思いもあります。女子会の空気感と問題意識を知ってほしい――。取材の意図に賛同してくれた当事者に集まってもらい、いつもと同じように語り合ってもらいました。

 ひきこもり女子会では、経験者の講演のあと、当事者が車座になって親子関係や人間関係、結婚など、多様なテーマで意見を交わす2部構成で開催されることが多い。自由に話すのが目的のため、後半のテーマトークは原則取材ができない。初対面なのに、時間が進むにつれて内面をさらけ出していく。自分自身を重ね合わせて涙ぐんだり、時には笑いがあったり。開始時には硬かった表情が、帰り際は別人のように穏やかになっている。

 40~64歳のひきこもり当事者が約61万人いるとした内閣府の推計(昨年3月公表)で、女性の当事者の割合は23・4%。ただ、主婦や家事手伝いという外から見えづらい立場の人もいるため、実際にはもっと多いとの指摘がある。

拡大する写真・図版座談会の様子

座談会、参加した4人の経緯は…

 今回の「座談会」の参加者は4人。過去にひきこもり経験のある人や、結婚して主婦になってからも家族以外の人との関わりがもてない人もいる。

●Aさん(43)

 地元、東海地方の大学を卒業後、就職した職場でパワハラ気味の先輩と合わず、うつ症状になって退職。約8年間ほど実家でひきこもった経験がある。結婚後、専業主婦に。ここ数年は再びひきこもりがち。

●Bさん(49)

 中学2年のとき、いじめのような体験がきっかけで不登校になり、10年間ひきこもる。結婚後、専業主婦に。普段の外出は夫が一緒だが、初めて女子会へ参加したときは命がけで1人で向かった。

●Cさん(53)

 30代半ばで転職した先が、マルチまがい商法の会社で、自分が嫌になった。高圧的な社長とも合わず解雇された。母の介護をする一方、パートで働いてきた。独身。ひきこもり状態になりがちな「グレーゾーンのひきこもり」が長い。

●Dさん(43)

 高校3年の夏から8カ月間不登校。不規則な勤務の職場に就職したが、同僚の無視が原因で、精神のバランスがとれなくなった。今は同業の別会社でパート勤務。幼少期から自分を信じられないのが悩み。

女性のひきこもりについて

A「メディアで紹介されるのは、たいてい男性の当事者だけれど、女性のひきこもりは結構いる。初めて女子会に行ったとき、こんなにいるんだと驚いた。おしゃれな人もいて、街にいてもわからないと思った」

B「結婚しているけどひきこもりですと言ってもあまり理解されない。結婚して主婦なら家にいて当たり前じゃないと言われる。外に出たくても自由がきかず、つらいのに、ひきこもりとカウントされないので、悩んでいる」

A「私も結婚したら変わるかもと思っていたけど、あんまり変わらなかった。人とも会わず、働くほど元気もないし。結婚して、寄生しているのが親から夫になっただけ」

拡大する写真・図版座談会に参加したAさん

一同「わかるかも」

「生きづらさでは男性の方がはるかに上です、みたいな変な比較?みたいなものがあるかも」。子育てや親との関係について、ひきこもる女性たちの本音はーー。

B「自助会で会った男性のひきこ…

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