ANAが純利益75%減へ コロナで航空需要急減

南日慶子
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 ANAホールディングスは20日、2020年3月期の業績予想を下方修正した。純利益は、昨年10月末に公表した従来予想より670億円少ない270億円となり、前期比で約75%減る見通し。新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が急減したことが響いた。影響が表れた20年1~3月期は純損益が約600億円の赤字だったとみられる。

 通期の売上高は前期比約4%減の1兆9700億円、営業利益は同約63%減の600億円と見込む。

 航空各社はコロナ対策の出入国制限や移動自粛で、大幅な減便を余儀なくされている。ANAは3月に国際線で4割、国内線で1割を減便した。4月から減便がさらに広がっており、業績への悪影響は21年3月期も続くとみられる。南日慶子

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