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 長崎県は20日、三菱重工業長崎造船所香焼(こうやぎ)工場(長崎市香焼町)に停泊しているイタリアの客船内で、乗員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。乗員は重症ではないという。

 県や三菱造船によると、客船はコスタ・クロティエーレ社のクルーズ船、コスタ・アトランチカ(8万6千トン)。19日夕に同社から帰国者・接触者相談センターに「4人に発熱の症状がある」と相談があり、20日にPCR検査をしたところ、1人が陽性、3人が陰性だった。

 船内の乗員は623人。陽性だった乗員の濃厚接触者とされる五十数人は21日に検査を行う予定。

 客船は2月上旬に香焼工場に入り、同20日~3月25日に修繕。それ以降は接岸されるなどしていた。3月14日以降は乗員が下船することはなかったという。

 船内では濃厚接触者や疑いのある人を個室で隔離。集団感染が起きた大型客船ダイヤモンド・プリンセスと同様、県は今後、国の指導や支援を受けながら対応する方針。