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 ウイルスの不活化が期待できる「光触媒」を活用し、何度も洗って使えるマスクを新潟大学の榛沢(はんざわ)和彦特任教授(血管外科)らが開発し、20日発表した。高機能で繰り返し使える市販のマスクは少ないが、100回ほど洗っても効果が持続するという。5月中旬から販売を始める。

 マスクは、光エネルギーによる化学反応の光触媒を活用。新潟県長岡市のスポーツアパレル会社「オンヨネ」と協力し、酸化チタンなどの小さな金属片を繊維に練り込んだ生地を使った。榛沢教授によると、繊維に赤外線などが当たりイオンが発生。酸素と反応することでウイルスの感染力を弱める活性酸素「OHラジカル」を作り出すという。この生地と、ほこりなどを通さない生地の二重構造になっている。

 光触媒の生地を使い、使い捨てマスクや布マスクの下に装着できる「インナーマスク」も作った。

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが不足。榛沢教授は「特に高齢者など重症化リスクが高い人たちが高機能マスクを使うことで、予防につながる」と話した。

 マスクは2200円(税別)、インナーマスクは1200円(税別)。県内のスポーツ用品店など5カ所で5月16日から、県外でも23日から販売予定。(杉山歩)