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 新型コロナウイルスの感染拡大で活動が停止している欧米のプロスポーツ界で、対戦型ゲームなどで競う「eスポーツ」にトップアスリートが参戦する動きが広がっている。リアルな試合がない中でファンとの接点を保ちつつ、ウイルスに悩む社会や選手の支援につなげたい。そんな願いが込められている。

 完璧だった。甘く入ってきた90マイル(約145キロ)のカットボールをたたくと、高く上がった打球は左翼席へ吸い込まれた。大リーグ・パドレスの有望株フェルナンド・タティス・ジュニアが12日のブルージェイズ戦でアーチを描き、絶叫、そして「気持ち良かった」とつぶやいた。

 オンラインゲームでの話だ。大リーグは10日から全30球団によるリーグ戦を実施。1試合3イニング制の総当たりで、上位8球団が30日からのプレーオフに進出する。開幕のメドが立たない中、大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が協力して始めた。

 ア・リーグで2018年サイ・ヤング賞のブレーク・スネル(レイズ)ら各球団の代表選手1人が自宅から参加。試合はユーチューブなどで中継され、画面には「プレー」する選手本人の姿も映る。ファンに「野球」を届けるだけでなく、ウイルス対策の支援につなげる意図がある。

 MLBなどが支給する「参加料」は1人あたり5千ドル(約53万円)。選手と合意の上、全額を各球団の本拠の都市に支部があるNPOに寄付する。優勝者には賞金2万5千ドル(約260万円)が追加され、計17万5千ドル(約1800万円)がウイルス対策として、医療スタッフの支援や子どもたちのオンライン授業などに使われる。

 テニス界では、実績の少ない選…

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