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 本格化した就職活動を、新型コロナウイルスが直撃している。解禁されたばかりの合同説明会は次々と中止になり、代わりにWEBを通じた説明会や面接が導入されている。パソコンの画面越しという「異例の就活」に、学生や企業からは戸惑う声も聞かれる。

 来春に卒業を予定する学生向けの合同企業説明会は3月から始まるはずだったが、就職情報会社は相次いで中止に踏み切った。静岡銀行も対面の説明会を中止し、ユーチューブのライブ配信に変更。6月に予定する選考会では、WEB面接の導入を検討している。

 ただ、パソコンの画面越しで進む就活に戸惑いを感じる学生もいる。地元北海道での就職を希望する男子学生(4年生)は、これまでに3社でWEB面接を受けてきたが、悩むのが「視線のやり場」という。カメラは画面の上に付いているため、画面を見ると目線が下がってしまう。一方、カメラに視線を移すと面接担当者の反応がわからず、「面接の雰囲気をつかみづらい」。パソコンの接続がうまくいかず、時間ぎりぎりにスマホに切り替えたこともあるといい、「各社でシステムが違うのでわずらわしい」と話す。

 静岡大学就職支援室は、ガイダンスをWEBに切り替えているが、個別相談ではWEB面接の注意点などを質問する学生もいた。支援室は「パソコンを目線の高さに置くなどのアドバイスをした。だが、支援側にとっても初めての状況で手探り状態だ」と話す。

 戸惑うのは企業側も同じだ。説明会や面接をWEBに切り替えた県内の大手小売業の人事担当者によると、一度に多くの学生を相手にするWEB説明会は質疑応答の時間を十分に取れなかったり、グループワークができなかったりしたという。この担当者は「双方向のコミュニケーションが難しい」と話す。

 今年の就活の状況について、大…

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