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 トランプ米大統領は21日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で失業した米国人の雇用を守るためとして、米国への移民の受け入れを一時的に停止すると正式に発表した。停止期間は60日間で、経済情勢などをふまえて延長や見直しを検討するとしている。22日にも大統領令に署名する。

 トランプ氏によると、永住権(グリーンカード)を取得して米国に移住する外国人が対象で、企業の駐在員など期間限定で滞在する人は含まれない。トランプ氏は「米国が(経済活動を)再開するにあたり、移民を停止し、失業した米国人の仕事を最優先する。ウイルスのために解雇された米国人が、海外から流入した新たな移民労働者に代わられるのは間違っている」と語った。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、トランプ政権は3月下旬、カナダ、メキシコとの国境を事実上閉鎖した。米国務省は3月下旬、全世界の米大使館・領事館で、全ての移民・非移民ビザ発給のための面接を停止すると発表していた。(ワシントン=渡辺丘)