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 新型コロナウイルスの感染拡大は私たちだけでなく、動物にも脅威かもしれません。海外では、人からペットへ感染したとみられる事例もあります。野生動物にも感染が広がるとどうなるのか、どうすれば防げるのか。富山大の横畑泰志教授に聞きました。

拡大する写真・図版富山大の横畑泰志教授(本人提供)

ペットや動物園のトラにも感染例?

 ――香港で飼い主からペットのイヌに、ニューヨークで動物園の飼育員からトラに感染したとみられる事例が出ています。

 私たちとの関係では動物は四つに分かれます。愛玩動物(ペット)、家畜、動物園の展示動物、そして圧倒的に数や種類が多い野生動物です。

 新型コロナウイルスはSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)などと同様に人と動物の両方に感染する「人獣共通感染症」と考えられています。いまわかっているのは、ペットと展示動物にも感染したということです。しかし、これらは仮に感染が広がっても、ある程度、私たちがコントロールできます。

 一方、野生動物は、私たちの世界から病原体がうつると手が付けられません。個体ごとに追跡できるのは例外的ですし、非常に対策が困難になります。

 ――過去にそうした事例はあったのでしょうか。

 人獣共通感染症ではありませんが、2018年に国内で26年ぶりに感染が確認された豚熱(ぶたねつ)(CSF、豚(とん)コレラ)です。家畜の豚はワクチン接種で感染が止まりましたが、野生のイノシシはいまだに感染が続いています。

 ワクチンを混ぜたエサを山に散…

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