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 新型コロナウイルスの感染拡大で世界的にマスクの需要が増え、値段が上がっていることを受け、消費者庁などは22日、一般消費者向けのマスクを適正な価格で売るよう、業界団体に要請する通知を出した。

 国が輸入マスク取扱事業者などに聞き取ったところ、使い捨てマスクの1枚当たりの仕入れ値は、従来は5~7円だったが、現在は35~50円程度まで上昇している。各国での増産により原材料価格が高騰していること、欧米や中東を含め世界中の企業が激しい調達競争をしていることが上昇の原因という。

 消費者庁は厚生労働省、経済産業省と連名で出した通知で、小売事業者に対し①積極的な仕入れ②仕入れ価格の上昇など、合理的根拠に基づく範囲での、適正な価格による販売促進③将来的な値上がりを期待して売り惜しみをしないこと――の3点を要請。仕入れ値の上昇に便乗して、適正な価格を超えた値段で販売しないことなどを求めている。(前田朱莉亜)