[PR]

 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長(63)が、福井県の建設会社「塩浜工業」から現金を受け取った問題で、市民団体「玄海原発マネーの不正をただす会」は22日、政治資金規正法違反(不記載など)の容疑で告発状を佐賀地検に提出したと発表した。地検は受理したかどうかについて「コメントしない」としている。

 告発状によると、脇山町長は町長選初当選直後の2018年7月31日、町内の自宅で塩浜工業の2人を通じ、同社からの100万円を受け取ったが、代表を務める政治団体「脇山伸太郎後援会」の収支報告書に記載しなかったなどの疑いがあるとしている。

 告発人は、脱原発団体のメンバーを中心に県内外の455人が名を連ねているという。佐賀県庁で記者会見した「ただす会」の共同代表で、佐賀大名誉教授の染谷孝さんは「真相がうやむやのまま、何も明らかになっていない。地検に解明を期待したい」と話した。

 脇山町長は取材に「告発は重く受け止める。捜査があれば全面的に協力する」と話した。一方、当初から返金するつもりだったなどとして「今でも現金を受け取ったつもりはない」と話した。