不織布マスクを妊婦に 政府の配布中断で新潟・小千谷市
伊丹和弘
新潟県小千谷市は22日、市内の妊婦103人に市が備蓄する不織布マスクを10枚ずつ配布し始めた。政府が用意した布マスクに衛生上の問題が見つかり配布が中断したことを受け、急きょ実施した。市は「使い捨てなので10枚では足りないとは思うが、政府の布マスクが届くまでのつなぎで使ってほしい」とする。
市健康未来こども課によると、厚生労働省から17日、布マスク110枚が届いた。「妊婦1人当たり月2枚」と聞いていたが足りず、「まずは、臨月に近い順に55人に2枚ずつ送る」と決めた。検品を済ませ、発送しようとしていた21日、厚労省から「妊婦向けマスクの一部に汚れが付着していたものが含まれていた」として、配布を一時中断するよう求める通達が届いた。相談を受けた大塚昇一市長が市の備蓄からの配布を決めたという。(伊丹和弘)
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