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 米大リーグ機構(MLB)は22日、レッドソックスが2018年レギュラーシーズンにサイン盗みをしたと認定し、球団と映像担当の球団職員への処分を発表した。プレーオフや19年は該当しない。18年ワールドシリーズを制したレッドソックスは、今年のドラフトで2巡目指名権が没収され、同職員は無給での今季職務停止と、来季のリプレー映像担当を禁じられた。首脳陣や選手への処分はなかった。

 大リーグでは、二塁走者が相手捕手のサインを解読する行為は容認されているが、電子機器や端末、中継映像を使ったサイン盗みは規定で禁止されている。

 16ページの調査報告書によると、MLBは34選手を含む65人から聞き取りを行い、計数万に上る電子メールや写真などを精査。結果、試合前後に他球団のサイン解読を担う職員が18年に複数回、不正に中継用の映像を使って相手バッテリーのサインを盗み、選手に伝える情報に独断で加えていた、と結論づけた。

 当時チームを率いたアレックス・コーラ監督は、今年1月にアストロズ在籍時のサイン盗みに関与したとして解任されている。今回は新たな違反は見つかっていない。MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、「担当職員の行為を知っていた、または知り得た事実が判明しなかったため、ほかの職員に処分は科さない」と説明した。(遠田寛生)