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それぞれの最終楽章・食でつながる(7)

在宅栄養専門管理栄養士・安田和代さん

 これまで6回、管理栄養士として患者さんの「食支援」に関わった事例を紹介してきました。こうした活動も、クリニックみんなで取り組んでいるからできています。私が所属する総合在宅医療クリニックには、12職種、40人以上のスタッフがいます。約250人の患者さんの訪問診療を行い、年約120人の方々を看取(みと)っています。

 市橋亮一院長は「薬を飲まなくても生きていけるけど、食べることがなければ生きていけない」と、早くから患者への食支援に着目しています。その中で管理栄養士と歯科衛生士、言語聴覚士で食支援チームをつくって「食楽(しょくらく)支援」をしてきました。食楽支援とは、患者さんには最期まで食を楽しんでもらい、ご家族やヘルパーさんには楽に食を支えて頂きたい、という思いで続けている取り組みです。

 食べるため・生きるための「摂食嚥下機能の維持・回復」と、看取り期における「きずなとしての食支援」という二つの柱があります。食は、生きるための栄養補給としての役割だけでなく、人生を豊かにする喜び・楽しみ、さらに家族や友人、地域など人と人とをつなぐものでもあります。そうしたつながりを「きずなとしての食支援」と呼んでいます。

 クリニックには、広いキッチン…

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