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 映画監督小津安二郎と俳句の知られざる関係について兵庫県福崎町在住の俳人松岡ひでたかさん(70)が解き明かした本が、3月に出版された。もとは2012年に30部だけ出した私家版。昨年になって河出書房新社の編集者が見いだし、広く世に出ることになった。俳句愛好者と小津ファンのどちらにも関心を持たれる一冊だ。

 書名は「小津安二郎の俳句」(税別2400円)。小津が日記に残した俳句を中心に鑑賞しつつ、俳句が小津の映画に与えたと思われる影響や、俳句に対する小津の考え方を俳人の視点で捉える。

 小津の日記に俳句が最初に出てくるのは1933年1月7日。「寒鯉やたらひの中に昼の月」で、きのう今日の素人が詠んだレベルではなく、松岡さんは「小津の兄が俳句を詠んでおり、かなりうまかった。その影響だろう」と推察する。一方で季語のない「無季」の句や、一句の中に季語を複数使う「季重なり」の句も頻繁に残している。

 松岡さんは、小津の俳句を「文…

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