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 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は23日、視察先の陝西省で共産党や政府の新型コロナウイルスの対応について言及し、「一部の党組織でリーダーシップが不足し、一部の党幹部の能力が不足していることを露呈した」と語った。国営中央テレビなどが伝えた。

 習指導部は2月の党の最高指導部の会議でも「教訓をくみ取る必要がある」として、対応に不備があったことを認め、その後、感染拡大が始まった湖北省や武漢市のトップを更迭した。今回はより具体的に党の責任について触れたもので、党組織の引き締めを図ったものとみられる。

 習氏は4日間の視察で農村や企業などを視察し、党の公約である「脱貧困」の実現や経済活動の回復などを指示。感染抑え込みへの自信と、社会生活の正常化を加速させていくという姿勢も強く打ち出した。(北京=高田正幸)