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スポーツ好奇心

 日本最古のゴルフ場、神戸ゴルフ倶楽部(神戸市灘区)に、土を固めて作ったグリーン(サンドグリーン)が4月、完成した。現在のベントや高麗芝のグリーンが定着する前、国内のコースで実際に使われていたものを復元したものだ。さて、実際にプレーしてみた感触は……。

 同ゴルフ場は六甲の山腹にあり、国内ゴルフ発祥の地でもある。神戸居留地に商館を持っていた英国人らが、母国で盛んなゴルフができるコースを造ろうと一念発起。1903年、まずは9ホールあるコースがオープンした。プレーを楽しんだのは外国出身の富裕層が多かった。

 3年ほど前、第2次世界大戦の戦火を免れたクラブハウス近くの物置から、半ば土に埋もれた石のローラーが見つかった。「昔、土のグリーンをならしたものではないか」。標高が高くて寒いため、開設当初は芝を育てる技術がなく、土のグリーンが主流だった。すべてのホールのグリーンが芝に変わるまでには30年がかかった。「発見は歴史的な価値がある」と判断し、ローラーを使って当時のものを復元することになった。

 とはいえ、造成のハウツー本が残っていたわけではない。「昔の様々な資料や写真を参考にしながら、試行錯誤して造りました」とコース管理を担当する中筋史裕さん(42)は言う。

 土をカチカチに固め、その上にバンカーの砂を薄く敷いた。現在、多くのゴルフコースでは、グリーン外側は全体的に低くなっているが、当時は城壁のように芝や土で囲まれていた。そのため、グリーンから球が転がり落ちることはほとんどなかった。ただ、土のグリーンは管理が大変だったようだ。雨が降ると、芝のように水を吸収せずに低いところにたまり、風が吹けば砂が偏ってしまうからだ。

 グリーンの形状が異なれば、プ…

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