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 米ニューヨーク(NY)州(人口1950万人)のクオモ知事は23日、州内の感染者が270万人に上る可能性があると発表した。州民3千人に実施した新型コロナウイルスの抗体検査で13・9%が陽性だったことからの推計だ。これまで実際に感染が確認されたのは約26万3千人で、10倍超に当たる。

 抗体検査は20日から州内の食料品店など40カ所で実施。ただ、抗体検査はその正確性に疑問の声があるほか、NY州が検査したのは外出していた人のみで、州民全体から無作為に抽出したわけではない。そのため、クオモ氏は「暫定値」だと繰り返し強調した。

 地域別では、州内の感染者の大半を占めるNY市(人口860万人)の陽性率が特に高く、21・2%に上った。人種・民族でみると、アフリカ系やヒスパニック系の陽性率は、白人やアジア系に比べて2倍前後高くなったという。(ニューヨーク=藤原学思)