[PR]

 山梨県の長崎幸太郎知事は、月額125万円の給与を5月分は1円に減らす意向を固めた。新型コロナウイルスの緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたことを受け、県は一部業種に休業を要請しており、知事自らも「覚悟を示す」(関係者)ためという。

 知事は24日午前、給与を1円にする方針について「これから県議会に説明し、承諾を得られれば記者会見する」と取材に答えた。28日に招集する臨時県議会に条例改正案を提出する方針だ。

 県は映画館や大規模集客施設、カラオケ店などに5月6日までの休業への協力を要請したが、応じた事業者への協力金は支給しない。事業者には売り上げが半分以上減った時に利用できる国の給付金を活用するよう求めている。そこで、知事自身も痛みを分かち合う姿勢を示すとみられる。

 給与を全額返すと、政治家の寄付行為を禁じた公職選挙法に違反する恐れがあり、1円にするという。(市川由佳子、吉沢龍彦)