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 田んぼや畑に農薬をまく日本メーカー製の機械が、新型コロナウイルス対策の「ハイテク消毒機」としてインドの街中で活躍している。デリー首都圏のケジリワル首相は「消毒には日本製ハイテク機械が出動する」と、高機能製品による安全性をアピール。メーカーに話を聞くと、明治時代から手がけている消火器の技術を進化させて生み出した製品だった。

 この農薬散布機をつくったのは、農機具メーカーの丸山製作所(東京都千代田区)。1895年創業の老舗だ。

 デリー首都圏政府によると、デリーの街中で特に感染者が多い地域を中心に、70台の農薬散布機で道路や家屋の消毒作業を実施しているが、うち10台が同社製。「うちの地域にも日本のハイテク機械を派遣してほしい」「どこで使われているのか。機械の写真をシェアしてほしい」と、SNS上でも話題にのぼる。

 自社製品がインドで消毒機として活用されていることを、今泉孝之・人事総務部長は「ユーチューブで初めて知った」と話す。

 今泉さんによると、同社製品は薬をまく「腕」の部分が最大15・9メートルまで広がり、一度に広範囲の散布ができる。短くたたんで範囲を狭めることもでき、デリーに多い狭い路地でも走行可能だ。さらに、特殊なノズルで霧の粒子を細かく、均等にムラなく噴射できる。「インドの畑はでこぼこが多く故障しやすいため、補強性も高めている」

 世界の約80カ国に製品を輸出している同社。中国のコロナウイルスの感染現場でも農薬散布機が消毒用として活用され、最近は米国からも引き合いが来る。

 会社の来歴が興味深い。今泉さ…

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