リニア、工事中断広がる 長野や愛知でも コロナ影響
初見翔
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、JR東海が品川―名古屋間で進めるリニア中央新幹線の建設工事の中断が広がっている。2027年をめざす開業時期への影響も懸念される。
同社によると、緊急事態宣言を受け、個別の工区ごとに工事を請け負う建設会社の意向を確認。4月中旬までに東京都と神奈川県内の一部工事を中断していたが、22日までに静岡、岐阜両県内の一部工事を中断した。さらに長野県内の一部工事も25日から中断し、愛知県内についても今後中断する予定という。
工事は全長286キロのうち9割近くをトンネルが占める。「最難関工事」の一つの静岡工区では、着工の同意が得られずトンネルの掘削工事が始められないなど、予定通りの開業に黄信号がともっている。同社広報は「厳しい工程ではあるが、全力を挙げて取り組んでいく」としている。(初見翔)
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