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 英国の日産自動車は23日、英北部のサンダーランド工場で、病院などで使われるエプロン型の防護服をつくり始めたと発表した。数週間以内に週7万着のペースでつくれるようにし、新型コロナウイルスの感染症治療にあたる公的な医療施設、国民保健サービス(NHS)に無料で納める計画だ。

 操業を止めている工場の一角で、ポリエチレン製のエプロンを手作業でつくり始めた。一時帰休中の従業員によるボランティアだ。材料費はNHSに負担してもらう。

 英国では新型コロナの感染が急拡大し、犠牲者は1万8千人を超えた。医療現場からは、医師や看護師が使う防護具が足りていないと悲鳴が上がっている。

 日産の英国での製造責任者、アダム・ペニック氏は「危機にある医療従事者を支援できることを誇りに思う」とのコメントを出した。(ロンドン=和気真也)