認められないテレワーク 深刻な「やむなく出社」

有料記事働くってなんですか

高橋末菜 内藤尚志
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■働くってなんですか

 「3密の職場で、感染の危険を毎日感じている」。各地でコールセンターを運営するKDDIエボルバの契約社員の女性が24日、テレワークなどを要請した。一人でも加入できる労働組合「総合サポートユニオン」を通じて団体交渉も申し入れた。

 窓の開かない高層ビルのフロアで、オペレーターとして顧客からの問い合わせを受ける。職場には100人前後が出社し、お互い手を伸ばせば届く距離だ。パソコンやヘッドセットが共有なのも不安。それでも上司は「個人情報を扱っているから」などとしてテレワークは認めてくれず、出社し続けているという。

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。国は緊急事態を宣言し、在宅勤務(テレワーク)を徹底するよう求めています。しかし、会社側が認めてくれず、「やむなく出社」せざるを得ないケースが相次いでいます。いまも3密(密閉・密集・密接)に近い状況で働いている人もいます。

 女性は数カ月ごとに契約を更新する非正社員。感染が怖くても休めない。契約した勤務時間を1割でも下回ると時給が減り、生活が厳しくなるからだ。「働くとコロナにかかるかもしれない。休むと給料を減らされる。せめて安全に働けるようにしてほしい」。同社は取材に、申し入れを受けたことを認め、「業務縮小などを取引先企業に申し入れ、従業員の健康と安全確保に向けて取り組む」との回答を寄せた。

 「やむなく出社」しているの…

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