[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東北6県と新潟県の7知事らが24日、ゴールデンウィーク中に県をまたいだ往来を自粛するよう求める緊急共同宣言を発表した。もともと進学や企業活動などで交流のある地域。帰省や旅行での人出を抑えるのが狙いだ。

 共同宣言には7知事のほか、仙台と新潟の2市長も参加。東北と新潟各県の越境だけでなく、感染者が多い関東・関西との間でも、不要不急の往来をしないよう要請しつつ、企業には在宅勤務や時差出勤といった取り組みも求めた。

 このうち、村井嘉浩・宮城県知事と郡和子・仙台市長は24日夕、仙台市内でそろって会見。「学都」と呼ばれる市内には東北各県から進学者が多いうえ、首都圏から仕事で単身赴任している人も多い。郡市長は「各地域から集まった方々の帰省が始まると、(感染がより広がるという)大変な事態も想定しうる」と指摘。「東日本大震災や新潟県中越地震から立ち上がった経験がある。心を一つにして危機を乗りこえましょう」と訴えた。村井知事は「東北は団結力がある。みんなで戦うというメッセージを発する」と強調した。

 村井知事によると、山形県の吉村美栄子知事から打診があり、両知事を中心に他県の知事や政令指定市の2市長と調整して宣言を出すことにしたという。(徳島慎也)