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 「なんだこれ!」。島原城(長崎県島原市)の桜の木からクスノキが勢いよく枝を伸ばしている。堀沿いに植えられた樹齢50年を超える250本の桜並木の中の1本だ。新たな観光の目玉になるか?

 樹木や野鳥の生態に詳しい元高校教師で、諫早自然保護協会の宮崎正隆会長(78)は「桜が老木のため中が空洞になり、そこにクスノキの実を好むヒヨドリやツグミがふんをしたのが原因では? ふんの中にあった種が芽を出し、地中まで根を張っている可能性が高い」と解説する。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、天守閣や櫓(やぐら)などは5月6日まで閉鎖されるが、城内の散策は自由だ。「散歩がてらに、珍しい桜の木を探すのもいい息抜きになるのでは」と市の職員。(舞田正人)